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富とジェリー

富を得たジェリーは変わってしまった。

マーベル・シネマティック・ユニバースと『アベンジャーズ』の今後を予想(後編)

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前編をまだ読んでいない方は先にそちらからどうぞ↓

マーベル・シネマティック・ユニバースと『アベンジャーズ』の今後を予想(前編) - 富とジェリー

 

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 ※ここから先はMCU作品群及び原作のネタバレをほんの少し含みます。

 

4.X-menとの共演はありえるか

MCUについて解説するにあたってはずせないのは、権利関係の説明です。

マーベル・コミックスは過去にスパイダーマンの実写映像化権をSONYに、『X-men』『ファンタスティック・フォーの実写映像化権を20世紀FOXに売却しており、これにより、MCU作品に彼らを登場させることは不可能という状況が続いてきました。

しかし、先日SONYとマーベル・スタジオ両社の上層部による合意がなされ、権利自体は戻ってこないものの、業務提携としてスパイダーマン』と『アベンジャーズ』系列との共演が可能になりました

この一歩が踏み出された意味は非常に大きいです。

X-men』についても最近、同様の話し合いの動きが起こっているようで、その結果次第では、彼らとアベンジャーズが共に戦う姿を見られる日が来るかもしれません。

ただし、合意後すぐに『シビル・ウォー』への参戦が決まった『スパイダーマン』と違って、『X-men』がMCUに組み込まれるのには時間を要しそうです。

MCU(『アベンジャーズ』)は既存作品のキャラクターを単にかき集めた突発的なお祭り企画ではなく、最初から彼らを共演させることを前提として、綿密に脚本や世界設定の整合が練られてきたプロジェクトです。

故に、今回加わるのは『アメイジングスパイダーマン』ではなく、新たに仕切り直されたオリジナルの『スパイダーマン』であり、このようにして調和が保たれているのです。

そこに既存の『X-men』シリーズをいきなり合流させたら、これまで積み上げてきたものが非常に大ざっぱで価値の低いものに成り下がってしまいます。

現実的に共演させるなら、まず現行『X-men』シリーズのリセットが不可欠なのです。

ですが、『アメイジングスパイダーマン』が首脳部の思惑よりは成功しなかった『スパイダーマン』と違って、『X-men』は元から若干カルトよりの性質というか、常に超大ヒットにこだわっているシリーズではないので、今の興行収入でも続けていけることが予想されます。

さらに最近大ヒットをとばしたデッドプールも『X-men』シリーズの一つです。

アベンジャーズ』の恩恵にあずかるためにリセットするという判断が下されるには、時期尚早な気がします。

予想の自信:70%

※追記:X-men:アポカリプス』の興行収入などの状況によりシリーズリセット自体の可能性は見えてきました。

それでもやはり「MCUと共演するためのリセット」ではないと思いますが……。

 

5.地球人が台頭する……かも

長年に渡り壮大な世界観を広げてきたMCU、そのラスボスにしてこれまでの黒幕を飾るのは、どんでん返しやミスリードがない限り、魔人・サノスです。

ただでさえハルクやソーに引けを取らないパワーを持ち、さらにインフィニティ・ガントレットというアイテムを完成させることで超宇宙規模の強さに到達する最強格のヴィランですが、虚無主義の強迫に囚われており、無意識にわざと失敗を犯すという弱点があります。

今のところチラリとしか姿を見せていないサノスですが、アベンジャーズの次回作が彼との全面戦争になることは間違いありません。

問題は、サノスとの戦いを終えた後、誰が新たな黒幕的立ち位置に収まるかです。

ドクター・ドゥームやマグニートーなどの超人気キャラクター、ギャラクタスやオンスロートなどの最強格のキャラクターは権利関係によりMCUへの登場が今のところ不可能ですし、今さらウルトロンやレッドスカルが復活したとしても、ラスボスとしてはインパクトに欠ける気がします。

本命は、ドクター・ストレンジの宿敵であり、規模的にも強大な存在であるドーマムゥ(ドルマムゥ)でしょうか。

あえてもう一人挙げるとしたら、僕はノーマン・オズボーンを推したいです。

スパイダーマンの権利問題が解決したということは、彼を取り巻くキャラクターも使用が可能になったということであり、それは悪役たちにもいえます。

グリーン・ゴブリン=ノーマン・オズボーンは、原作ではスパイダーマンの宿敵であるだけでなく、一時期大統領の座に収まってヒーローたちを弾圧するなど、世界全体の黒幕となるポテンシャルを満たした人物です。

彼がラスボスになれば、頭脳や社会的な力を用いて暗躍するフィクサーに位置付けることができ、また、それに合わせてヴィランたちとの攻防自体を単純な強さを重要視しないものにシフトさせることが可能です。

そうなれば、強さで宇宙レベルの敵に太刀打ちできない者たちに、十分な活躍の場が与えられることに繋がって、ちょうどいいと思います。

ほとんど希望的観測ですが、ありえなくはないでしょう。

予想の自信:55%

 

6.「闇のヒーローたち」はどうなる?

孤高の断罪人パニッシャー、ヴァンパイア剣士ブレイド、地獄の使者ゴーストライダーは、全員が過激なヒーローですが、人気も高く、特にパニッシャーブレイドアベンジャーズブームのずっと前からなにげに一般の知名度が高いです。

そんな彼らの実写映像化権利は全員分マーベルに戻ってきており、MCUへの参戦が可能です。

元から一定のファン層がいる彼らが今の大成功している状況に加われば、マーベル・スタジオからしたらまさに鬼に金棒、百人力です。

一体彼らはどのようにして、MCUに合流するのでしょうか。

パニッシャーについては、既にドラマデアデビルにて登場を果たし、彼の単独タイトル企画も動き出しました。

デアデビル』は、超感覚を有した盲目のヒーローを原作とし、ネット配信サービスNetflixとマーベル・スタジオの合同で製作されたオリジナルドラマです。

同じ系列でジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』が製作され、『アイアンフィスト』の配信もひかえています。

映画ではなくドラマでのお披露目となった彼らは、どちらかというと暗くアダルトな要素を持っている、現実的な規模の犯罪を相手に戦うクライム・ファイターであるという共通点があります。

その特性から、規制が弱く、また連続的なミステリーを形作ることができるネット配信という形態での活躍が望ましいと判断されたのでしょう。

それぞれの個性に合わせ、比較的スケール感のあるヒーローを映画に、シリアス要素・アダルト要素の強いヒーローをNetflixにと適切に振り分けていけば、さらなるクオリティの向上と維持をMCUにもたらすことができるというのが、マーベルの狙いだと思われます。

このような最近の流れを見ると、『ブレイド』と『ゴーストライダー』についても、やはり映画化よりはNetflixでドラマ化される方が現実的なのだろうと考えさせられます。

しかし、これもまたダークな雰囲気をまとった作品である『クローク&ダガーが、Netflixではなくテレビドラマとしての製作が発表されたことで、状況が完全に読めなくなりました。

彼ら闇のヒーローたちが、映画・Netflix・テレビドラマのどれでMCUデビューすることになるのかについては、ちょっと具体的な予想ができません。

たぶん映画ではないと思うけどなあ……。

予想の自信:60%

※追記:ゴーストライダーは『エージェント・オブ・シールド』シーズン4で初登場するという噂が確定となったようです。

情報の確認が遅れてしまい申し訳ありません。

画像引用元・権利者:マーベル・スタジオ/ウォルト・ディズニー・カンパニー

 

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