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富とジェリー

富を得たジェリーは変わってしまった。

アフロと私(あるいは私とアフロ)

日記・その他 パルプ・ノンフィクション ディズニー

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子どもの頃、私にとってアフロは笑いの象徴だった。

 

 同級生たちが「オッパイ」や「チンコ」で爆笑するように、私にとっては「アフロ」がそれだったのだ。

 

別にアフロを馬鹿にしていたわけではない。

 

むしろ愛していた。

市民プールの帰り、友達のお母さんにこんなことを話したのを覚えている。

 

小生「ねえねえ! さっきゴムボートの上でカップルがキスしてたよ!!」

友母「へーwww]

小生「しかもね! その男の方がね! なんとね!」

友母「うんwww]

小生「アフロだったんだわ!

友母「おう」

 

まあ、こんな感じである。

 

特に面白いことではなくても、アフロが関わっているというだけで、奇異でクールでエキサイティングなものに思えてしまったのだ。

 

この国では漫画や映画で目にすることの方が多いあの独特な造形に、実際に自分が出会うという経験が、どうしようもなく楽しくて、それが笑いと興奮に繋がっていたのだろう。

 

ある日、私は家族で東京ディズニーシーに訪れた。

 

そこで私は途方に暮れる経験をした。

 

インディ・ジョーンズファストパスを落としてしまったのだ。

 

どこを探しても見つからない。

 

泣きそうになる私。

 

そこへ、一人のチャラいのか真面目なのかなんとも言えない感じのお兄さんが、話しかけてきた。

 

「これ?」

 

その手にはファストパスが握られていた。

 

「うん! ありがとう!」

 

私は笑顔になった。

 

しかし今思い返すと、見ず知らずの人間が失くした物をそう都合よく発見できるものだろうか。

 

ひょっとしたらあのお兄さんは、自分のファストパスを私に譲ってくれたのではないだろうか

 

ちなみに彼はアフロだった。

 

アフロも僕を見守ってくれていたのだ。

 

自分でもなにを言ってるのかよく分からない。

 

疲れてるのかな……。