富とジェリー

富を得たジェリーは変わってしまった。

契約をとるのが大変なのはわかるけども……【追憶編】

前回の記事の続きです。

さて、その後知人にきいたところによりますと、今回のような対応は、やはり説明義務を果たしていないということになるらしいです。

場合によっては処罰の対象にもなるんだとか。

そこまでいかなくても、本店にクレームを入れれば、代理店はこっぴどくお叱りを受けるそうです。

めんどくさかったのでやめましたけどね。

しかし、こういう手口って、もはやマニュアル化されていますね。

日本語の曖昧さをうまくついて、相手をだますという「技術」

今回の場合、「NTTが入る(NTTが入れられる)」「NTTが入る(NTTが入ることになっている)」に、わざと誤解させてきたわけです。

実は僕も一度だけ、似たようなことをやらされたことがあります。

派遣に紹介されて、発電機販売のテレアポをやった時です。

そこで配られた、お客様への対応マニュアルは、自分たちが発電機の販売業者ではなく、電力会社の人間であると誤解させるような内容でした。

はっきりとだましているわけではないんですが、明らかにそのような意図がありました。

しかも、その職場は「金!金!金!」な空気が常に立ち込めていて、アポ取りに失敗すれば露骨に冷ややかな目を向けられるし、成功すれば拍手喝采が鳴り響くという、個人的にはすごく「やらしい」場所でした(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』みたいな感じです)。

周りに認めてもらうには、確実な意志を持ってお客様をだまさなければなりません。

それがどうしてもできなくて、半日足らずで辞めました。

ていうかもう途中から、電話先の知らないおじいさんとかとくっちゃべってました(笑)

客商売が、ある程度「だます」行為の上に成り立っていることは、僕も分かっています。

それは仕方がないことだと思います。

だから、全否定はしません。

お金儲けも、悪いことだとは全然思いません。

僕が嫌いなのは、だますことを完全に割り切っている人間の、ゾンビのような目です。

その時その人は、「個人」ではなく「システムの一部」なのだと僕は感じます。

きっと、その方が効率がいいのでしょう。

でも、「個人」であることによって成功する方法だってあると思うのです。

スーパーでバイトをしていた頃、僕はなるべく「個人」であるように努めました。

「こっちよりこっちのミカンの方が甘いよ」

「このリンゴはアメリカ産だけど、日本人が作っているから信頼できると思うよ」

「好みが分かれる野菜だけど、もしよかったら試してみてくださいね」

こんな風に「個人の感想」を織り交ぜて、相手が喜ぶ姿を思い浮かべて販売をしました。

ゾンビたちには分からないかもしれませんが、僕が販売するものはかなり売れました。

月並みですが、やっぱり根底には思いやりがあった方が、うまく事が運ぶと僕は思います。

 

※追記:渡された書類を読み返したら、softbank光と書いてありました。

でも本人は最初、NTTと名乗っていたんだけどなあ(#^.^#)