富とジェリー

映画・海外ドラマ・海外アニメの紹介と感想、独自の角度から切り込んだ考察を載せていきます。

ドラマ『ゴッサム』シーズン1-1話感想 やっぱりペンギンは最高

まとめを書いておいて一年以上経ってから感想を書くのもどうかと思ったんですが、まだ需要があるっぽいし、アメコミ関連の記事がだんとつで人気のようなので、ドラマ『ゴッサム』を振り返ってみようと思います。

 

(『ゴッサム』の紹介・解説はこちら↓)

penguinlove.hatenablog.com

 

シーズン1第1話「正義の消えた街」

 

あらすじ

ゴッサム・シティの名士・ウェイン夫妻が殺された。

新人のジム・ゴードン刑事は、ベテランのハービー・ブロック刑事と組み、事件の解明に当たる。

二人は犯人を特定するが、それは、汚職が横行する腐敗した街の生贄にすぎなかった。

真相を知ったゴードンは……。

 

※ここから先はネタバレを含みます。

 

感想

まずもう、なんといってもペンギンがメインキャラに据えられてるのが嬉しすぎる!

バットマン リターンズ』では別物だったし、『ダークナイト』トリロジーではハブられましたからね。

特殊能力を持たないヴィランが多い『バットマン』の中で、特に分かりやすい狂気も持たないペンギンが、何故ジョーカーと肩を並べるほど重要なキャラクターなのか。

それがついに話題作で語られるというだけでも鳥肌ものです(ペンギンだけに)。

 

(ペンギンの紹介・考察はこちら↓)

penguinlove.hatenablog.com

 

また、好みを抜きにしても、このドラマにペンギンを抜擢したのは大正解だと思います。

ていうか彼しかいないなあと思う。

テロリズムと画一的な組織犯罪に重点が置かれた『ダークナイト』トリロジーでは、「狂気で動くヴィラン」のポジションをほとんどジョーカー一人が担当していました。

しかし、連続ドラマなら、一人ひとりの狂気をしっかり描けるし、それが社会情勢と象徴的に対応させづらいものでも削らなくていい。

しかも、本作では組織犯罪は画一化されずに、その中身が掘り下げられます。

となると、「尊敬されたい」というパーソナルな狂気と、組織犯罪の中での異質さを同時に宿すペンギンは、メインヴィランにぴったりなんですね。

地位を得て尊大になる前、コンプレックスとサディズムをビクビクしながら発散する若い頃の彼をクローズアップするというのも最高です。

ゴッサム』でのペンギンは、裏社会の重鎮・カーマイン・ファルコン(『バットマン ビギンズ』ではファルコーニと訳されてました)の一味、フィッシュ・ムーニーの部下として登場します。

ところが、フィッシュと警察の陰謀を重大犯罪課に密告し、いきなりの裏切り!

そして即バレ(笑)

いやー、ギラギラしてますね。

 

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(百点満点の笑顔で「けじめ」をつけさせるペンギン様)

©Gotham/Primrose Hill Productions/DC Entertainment/Warner Bros. Television

 

ついペンギンに熱が入ってしまいましたが、本作の主役はゴードンです。

ゴードンかっこいい!

ちょっと寄り目すぎてガンつける時が怖いんだけど、熱意に満ちてて、正義感の塊で、憧れます。

シーズン1は、実直なゴードンの目線で追った、腐った街・ゴッサムガイドラインですね。

腐敗は腐敗としてしか受け取らないゴードンと、街の「ルール」に乗っ取った上で義理を通そうとするブロックやファルコンとの問答が面白く、また、歯がゆい。

ゴードン以上に不正に敏感なのが、重大犯罪課のモントーヤとアレン。

でもね、偽装にゴードンが関わってると決めつけるのもどうかと思いますよ。

冤罪を正す過程で冤罪を産んだら元も子もないじゃないですか。

ラスト、ゴードンとペンギンという原作でいう中年世代の二人に、ある重要な接点が生まれたことにすごくワクワクしました。

これぞ過去編の醍醐味!

評価:☆☆☆☆(5点満点)

 

(次回の感想はこちら↓)

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