富とジェリー

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よくわからない感動『宇宙人ポール』感想

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概要

監督 グレッグ・モットーラ

キャスト

サイモン・ペッグ ニック・フロスト セス・ローゲン

ジェイソン・ヘイトマン クリステン・ウィグ ブライス・ダナー

シガニー・ウィーバー

 

あらすじ

イギリス人SF作家のグレアム・ウィリー(サイモン・ペッグ)とそのオタク友達で親友のクライヴ・ゴリングス(ニック・フロスト)は、コミコン・インターナショナルに参加するためにアメリカを移動しながら、UFOスポットを観光していた

走行中、後ろから追い抜いてきた車が事故を起こすのを目撃した二人は様子を見に行くが、そこにいたのはグレイ型の宇宙人・ポールだった

 

感想

なんか泣いちゃうんですよ、この映画。

二回見て、二回泣きました。

(ちなみにこの二回の間が五年くらい空いています。)

号泣ってわけではないですけど、じんわりと。

理由はわかりません。

同じくサイモン・ペッグニック・フロストのコンビが参加した『ショーン・オブ・ザ・デッド』でもウルッと来ましたが、あちらでは自分が何に感動しているのかがはっきりとわかりました。

でも本作ではわかりません。

なんか泣けるんです。

なんだろう?

内容は、コミコンのためにアメリカにやってきたオタク二人組と母星に帰りたい陽気な宇宙人・ポール、ポールを追う捜査官たち、原理主義者の親子が織りなす追走劇コメディ。

パロディ満載で笑えますけど、ドラマ的な展開はわりと平坦で、泣くほど感動的なストーリーがあったか? と問われると答えにくい。

でも泣いちゃったんです。

それも、ポールが直接関係しているわけでもなく、「本編での出来事を経てこそ手に入れた結果」なのかどうかすらもそこそこ怪しい、ラスト直前のコミコンのシーンで。

「宇宙人に会って助けた」「彼女ができた」「死にかけた」とか色々あったけど、その影響はそんなにない、「純粋にコミコンと授賞式を楽しむシーン」で。

ひょっとしたら、「普通」だから泣いたのかもしれません。

生きがいとなる趣味があって、それを理解し合えるオタク仲間がいて、一緒に素敵な思い出を作った後に夢も叶えて……。

冒険の後のそんな「ありえる風景」に、しみじみと幸せを感じて泣いてしまったのかも。

あと、泣いたわけではありませんが、序盤と終盤に登場するタラ(ブライス・ダナー)関連のストーリーには感動しました。

かつてポールをかくまって看病し、そのことを周りから信じてもらえず、苦難の人生を送ってきたタラと、ポールとの再会。

そして、ポールが老いたタラに、別の惑星での新たな人生をプレゼントする。

このシークエンスが切なくて、胸打たれました。

 

評価:☆☆☆(5点満点)